海外リゾートクラブとの交換利用
アメリカやヨーロッパにはタイムシェアという会員制のリゾート施設があります。
アメリカやヨーロッパにはタイムシェアという会員制のリゾート施設があります。
バケーションオーナーシップともいいます。
ある建物(Property)の1室(Unit)をたとえば51名で共有します。
1年間を52週として、51名が1週間分を購入し、残る1週を管理用とします。
価格は、Property の立地やグレード、Unitの大きさや位置、季節などで変わってきます。
休暇(Vacation)として、4人家族が1年のうちの1週間を過ごすとき、夫婦と子どものプライバシーを保つには、ひとつのUnitに2ベッドルームが必要なります。
各ベッドルームに浴室が付くものもあります。
また、食事も日常の延長になりますので、キッチンが必要です。 よって、Unitは広くなり、通常のホテルのスィーツルームを超えてしまいます。
ただ、毎年、同じ週に、同じ場所に滞在するとなると飽きてしまいます。
そこで、他のタイムシェアの所有者と、その年の利用の権利を交換します。
別の場所の、別の週の、同じようなグレード(広さや季節)のタイムシェアと交換します。
この交換はことなるタイムシェア事業者(ヒルトン系とディズニー系)間でも可能にします。 そのために交換会社があり、たとえば「RCI」があります。
日本の会員制リゾート施設は、多くの場合1泊2日とか2泊3日が単位です。
これによって年間のカレンダーが構成され、利用日が決まります。
通常、利用の権利は同一クラブ内で交換されます。
異なるクラブ間の利用権の交換は、リゾネット(一般社団法人日本リゾートクラブ協会)で可能になります。
しかし欧米のタイムシェアは1週間単位です。
日本のリゾートクラブの利用権と交換するには工夫が必要になります。 「RCI」に加盟しているクラブの場合はそれが可能になります。
アメリカやヨーロッパでは「タイムシェア」が普及しています。
ハワイのタイムシェアの購入者には日本人も4万人くらいいるといわれます。
購入した商品は小口とはいえ不動産です。
所有後、必ず年会費+利用料を支払うなど、独特のルールがあります。
また、アメリカは2~3%は確実にインフレとなります。
年々の支払いはドル建になります。 デフレ慣れしている邦人にとっては意外な額になるかもしれません。
いろいろとお調べいただくと興味が湧くかもしれません。
参考となるサイトのURLを載せておきます。
海外会員制リゾートクラブ関連団体
● RCI:タイムシェアの交換会社本部
● ARDA(アメリカリゾート開発協会):タイムシェアの事業団体
● ヨーロッパ共同体(EU/European Union)のタイムシェア事業監督機関